仁王(金剛力士)像
金剛力士は、阿形の像高381センチ、吽形の像高375センチの巨像です。天衣は腕に巻きつけ、腰に太い縄状の帯を締めています。腰をひねらず、上体を内側に開き「く」の字形を示しています。筋肉質の穏やかなひきしまった上体に対して、腰から下は幅広く安定感があります。鼻を中心に、まゆ・目・鼻・口が集まったユーモラスな明るい顔立ちと、太くて短い首は古い様式です。材はヒノキが用いられ、像は前後左右の四つの材を継ぎ合わせ、これに別材を継ぎ足す手法が用いられています。
また、夜になるとライトアップをすることが出来ます。
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